横須賀 小松

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いやぁ、行ってきましたぁ。横須賀・料亭小松。

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創業以来120年以上、別名海軍料亭というだけあって、歴代の海軍の将校、政府の要人も頻繁に訪れる老舗料亭です。
和風の作りで、個室になっていますが、その中で有名なのが「長官部屋」と呼ばれる一室。

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昨日はその長官部屋で、床の間を背にした最上席で美味い料理と酒&きれいな若おかみさん&秋の虫の涼しげな鳴き声でしっかりリフレッシュしてきました。
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しかし、この同じ席に、東郷平八郎~山本五十六といった歴代の海軍大将や防衛庁長官様が座ったのかと思うと、ちょっと尻がムズムズしましたが・・・
現在でも、この料亭は海上自衛隊では一佐以上にならないと入れないとか・・・(聞きかじりです)

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このところ「国家の品格」がベストセラーに入ったり、日本の国家・思想・文化・伝統などに世間的にも感心が高くなっているような気がします。
私自身もつい先日、ある親日家の韓国人(大学の教授だったかな)が、
「親日家の私ですら、靖国神社の遊就館をみて、戦争の正当化・戦争賛美のひどさに驚いた。」とnet上に書いているのを見て、実際に見に行ってきたり。
就遊館は思っていたより大きな展示施設で、古代~戦後までの日本の天皇国家の歴史の展示がして有ります。
残念ながら時間があまりなく、じっくり見ることができなかったので、展示物の細かな表現までは良く見てくることはできませんでしたが、展示物を通じて戦争を正当化したり、美化しているというところまでは読み取ることが出来ませんでした。
従って、ここではその点については私の判断は避けます。
展示の最後のほうは第二次世界大戦末期に特攻行く若き軍人たちの家族宛の遺書などが展示してあります。
立派な墨蹟で、いまどき我々ですらかけないような難しい漢字で綴られた家族や国家への思いや、こういう優秀な若い人多くの人たちが特攻に行ったという事実に、いまさらながら胸を打たれました。
理屈で、特攻があり若い人たちが死んでいったと解っていることと、実際に彼らが前日にしたためた遺書や遺品などを見ることの間には、やはり大きな精神的な差がある。
それに対してどう判断するかは個々人の問題だとは思うが、こういう事実があったということを(特攻に限らず近代に入ってからの戦争史をふくめて)きちんと理解し(教育し)てゆくことは、最近のアジア諸国との関係の中で、まだまだ必要なことなのかなと考えたり。

まぁ、ワールドカップでの君が代斉唱や日の丸掲揚等、結構若い人のほうが国家観的なものを自然に受け入れているようで、むしろ問題は、君が代や日の丸を認めないばかりか積極的に拒否するような我々の年代の中にいる日教s(rya

などと考えたりしてる中での、今回の小松参りとなりました。

他のお客も無かったこともあり、若おかみさんを独占状態でいろいろ興味深いお話をお聞きしたり、料亭内を案内してもらったりと、過分なおもてなしを受けることも出来ました\(^o^)/
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右端は東郷平八郎の書、左の奥は山本五十六の書。
山本五十六は、小松に来ても酒は一滴も飲まず(飲めず)、また女性にも弱かったとか。
書も、百万の猛兵も、女心にはかなわないというような内容とか・・・(うろ覚え)

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2階大広間。
床の間の床柱は紫檀で、これ一本で2千万以上の価値があるそうな・・・

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天井は屋久杉の無節の一枚板。これも、現在では出来ないとのことでした。

歴代大将、将校の書画ももちろんですが、ほぼ築90年の建物も見ごたえのあるものでした!

今月はもう一本、タカ派で論調の厳しい「櫻井よしこ」さんの講演会に行ってきます。
これも政局が政局なだけに楽しみです!

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このページは、Guckieが2006年9月15日 10:11に書いたブログ記事です。

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