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 (4)ストリクスヘイヴン 日本画Foil 2種
 
 M:TGからはすっかり離れてしまいましたが、新しいセット等に「対抗呪文」が収録されるたびに集める事だけは継続中。
 2021年4月に発売になったストリクスヘイヴンでも、特別枠「魔法学院」として、過去のインスタント・ソーサリーのなかから63種のカードが選ばれ収録されている。
  この中に「対抗呪文」が含まれている。
 
 しかも「魔法学院」のカードには、通常デザインのカードと日本画デザインのカード2種が存在する。
 この2種の中に、さらに
 
 ・通常カード
 ・エッチングfoilカード
 ・コレクターブースター版foil
 ・ドラフトセットブースター版foil
 
 の4種類が存在する。
 コレクターのはしくれとしては、更に日本語版、英語版は普通に揃えたいし・・・となると
 
 2種類×4パターン×2言語=16種
 
 なんと一つのセットに収録されている「対抗呪文」を揃えるだけで16種もあることになる・・・・・
 まぁ、収集熱も冷めてきているので、日本語FOILあたりを中心にぼちぼち揃えておくかなと思っているところ。
 
 で、情報も大分出回ってはいるようですが、コレクターブースター版のFOILとドラフトセットブースター版のFOILがどう違うのか?
 大きな違いは3点のようでした。
 
 取り合えず全体像(左がドラフト版、右がコレクター版)
 
 巷で言われている3つの違い以外に、FOILの光り方がコレクター版のほうが良く光る感じ、ドラフト版は良く言えば落ち着いたしっとりした光り方です。
 
 
   
 
 1.カードの角の丸みの違い
 
 コレクター版の角は綺麗に丸くなっておらず、少しカクカクしている。
 
 
 
	 	  
		  | (左がドラフト版、右がコレクター版) 
   
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 2.エキスパン ションシンボルの違い
 
 デザインは同じであるが、エキスパンション シンボルの光り方が違っており、コレクター版は光っていないが、ドラフト版は光っている。
 
 (左がドラフト版、右がコレクター版)  
 
 	  違いがあまりよく解りませんね・・・写真撮るのが難しい。察してくださいm(_ _)m
 
 3.カードの表面の手触り
 
 コレクター版は少しざらついた手触りであるが、ドラフト版はつるつるした仕上がりになっている。
 さすがにこれは写真ではお伝え出来ないが、表面を撫でてみればすぐにわかる差があります。
 上の写真、呪文効果&フレーバーテキストのエリアをよく見ると右側がざらついている(若干凹凸がみられる)のがわかる。
 
 
 
 さて同じ日本画版FOILでありながら、何故コレクターブースター版とドラフトセットブースター版に微妙な差があるのでしょうね・・・
 
 本来同じ仕様で作成しようと思っていたが、製造場所の違いで意図せず差が出てしまったのか、あえて仕様上微妙な違いをつけたのか。
 カードの角の丸みを
 
 「カードの角の丸みを若干カクカクに」
 
 とか
 
 「カード表面を気持ちザラザラに」
 
 いう仕様で指示したとも思えない。
 
 一方で、エキスパンションシンボルがキラになっているのとなっていない差は、そういう仕様(製造指示)の下で作成したので無ければ、キラになっていないほうはクレーム対象(Wizards of the Coast LLC→製造外注先)
  の仕上がりという事になりそうだし。
 
 あえてわざとそういう仕様で制作、ドラフトブースター版を若干良くして、射幸心を煽ってパックを販売しよう作戦なのかなぁ。
 
 現状の差ならば、ちょっと気をつければ素人にも判別できるし、むしろ素人に判別できない差だったりしたら余計厄介な事態になっていたかもしれませんが。
 
 
 謎ですね。
 
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 (5)対抗呪文エラーカード
 
 前の記事でも少し触れましたが、一種類のカードを収集するにしても(私の場合は「対抗呪文」)1つのエキスパンション内だけでも、
 
 ・通常カード+FOILカード+エッチングFOILカード
 ・新枠+旧枠+ボーダーレス
 ・ドラフト版+コレクター版
 ・言語の違い(これは旧来よりありましたが)
 
 と多くの異なるカードが存在しているため、収集もなかなか大変です。
 
 かつては、「基本セット」と次の基本セットまでの間の「エキスパンションセット」とシンプルな構成でしたが、近年は多様なセットが販売されており、あくまで現役プレーヤーではなくコレクターとしての目線ですが、
 「こんなに糞味噌新しいセット販売して、MTG大丈夫なの?」
 と根拠ない心配をしてます(苦笑
 
 とはいえ、たまに気が向けば
 「また何か新しい対抗呪文の発売予定はないかな?」(←WotCの術中に嵌ってる奴)
 などとWotCサイトやらオンラインショップ様を巡回していますが、先日晴れる屋オンラインショップにて、対抗呪文の最近出たとおぼしきエラーカードを発見。
 1枚4万円〜6万円で数枚販売されている。
 最初見た時は売れておらず、
 「コレクターとしてはエラーカードも魅力的だけど、高いし、まぁ、買うほどでもないか」
 とチラ見して素通り。
 
 1か月ほどして、再度見に行くと4万円のが2枚ほど売れており残りが6万円の2枚の様子、
 「あれ?もう売れてるのか?やはりコレクター(自称w)としてはエラーカード持っておいた方が良いかな?チャンスは今しかないな!」(コレクター脳全開!)
 とポチってしまいました。
 
 
 エラーカードをざっくり見てみる。
 
 ・イラストは、2021年6月のSecret Lair Drop Seriesのもののようです。
 ・カードの大きさに対してイラスト等は一回り小さく、右に傾いている。
 ・印刷が全体的にぼやけている(撮影のピントの甘さやブレではありません)
 ・Text Box(文章欄)内にホログラムが入っている。
 ・11 JAN 2023 SCTLR  SP PLAYTESTの表記が見られる。
 
 晴れる屋さんに聞いてみたところ、
 「自社で開封したパックから出たエラーカードです。どのパックから出たかはお答えできません。」
 との回答でした。偽造品では無いようですね。
 
 [以下その後調べて解ったこと]
 
 その後よくよく調べたら、プレイテストバージョンとして下記の印刷がずれていないカードが意図的に2023年のパックに封入されていたようですね。知らなかった・・・
 上でごちゃごちゃ考察めいたことを書きましたが、下記カードのエラーカードという事のようです。
 
 
 このカードに関する情報は少なく苦労しましたが、youtube動画で唯一見つかったこのカードの開封動画で、【Secret Lair】Summer 
Superdrop 2023(2023年6月)から出たものとわかりました。
 しかしこのカードはWotC社発表のカードリストにも含まれていません。
 WotC公式サイト内で、Communications DirectorのBlake Rasmussenによる2023年7月20日のこのカードに関してのアナウンスが見つかりました。
 
 A TALE OF A NON-TOURNAMENT LEGAL COUNTERSPELL
 (トーナメントで使用できない対抗呪文のお話し)
 (↑上記記事は英語版サイトのみで表示されます。magic.wizards.comの言語設定を日本語にしてあると強制的に日本語サイトに飛ばされるので上記記事を見ることができません。)
 
 という事で、WotC社も公認のカードであることは確認できました。
 上記の印刷が斜めっていないカードも、よく見ると印刷が荒いしインク染みのようなものもみられ、もともとがいい加減に作られたカードのようなので、はたして私が購入したカードがエラーカードなのかも怪しくなってきました(苦笑
 
 更に探して、米国版の2ch掲示板Redditで見つかったこのカードのスレッドでは
 
 「醜いカードだ」
 「Secre lairのための対抗呪文プレイテストなんてあり得ないし、プレイテストカードは本来不要」
 
 等など総じてこのカードに関して否定的な意見が多いようです。
 その中で、ベータ版の対抗呪文のプレイテストカードが出ていました。
 私は初めて見ましたが、下記のカードです。(ほしいなぁ・・・)
 
 
 
 しかし、プレイテストバージョンを封入するとか、「ここまでやるか?!」という感じですが、前述のとおり次々と新しいセットを発表し、さらに印刷形式、印刷方法を多種出して何やら
 
 「売らいでか!!!」
 
 と商業主義に走っている感のあるWotC社の事、
 
 「この際レア枠でエラーカード封入したらアフォな自称コレクター飛びつくんじゃね?!」
 
 とでも画策したのではないかと疑ってしまいます(笑
 
 まんまと乗せられたかぁ(´・ω・`)
 
 (2023.11.16)
 
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 (6)Edgar(Summer 
  Magic)Counterspell
 
 私がMTGを始めたのがインベイジョン発売(2000年)の頃。
 対抗呪文のカードを集め始めたのが、2002年頃からだった。収集を始めてほどなくして、非常に流通枚数が少なくレアなセット=Edgar(Summer 
  Magic)=というものがあることを知った。
 
 サマーマジック対抗呪文、欲しいなぁ・・・とは思いつつも今ほどNet取引も盛んではなく、上記記事のようなMTGのイベントなどで探すのがメイン。
 暫くして(2003~4年)、米国のCardHausというオンラインショップ(残念ながら今はもう無い)でちょくちょく対抗呪文カードなどを購入するようになった。
 2005年ごろ、CardHausに
 
 「Edgarの対抗呪文が入荷したら、知らせてほしい」
 
 とメールを送ったところ購入予約のようなことはできないが、もし入ったら知らせると返信があった。
 半年ほどして、
 
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 こんにちは、カードハウスです。
 以前お問い合わせいただきましたエドガー版Counterspellですが、現在弊社の在庫にはございませんが、売却を希望しているコレクターが見つかりましのでご連絡いたします。
 先方の希望価格は\100,000で、状態はニアミントであるとのことです。
 特に急いで処分は考えていないとのことでしたので、もしご希望であればご連絡くださいませ。
 よろしくご検討いただければ幸いです。
 Cardhaus Inc,
 Japanese Customer Service
 2027 196th ST SW Suite A-104, Lynnwood, WA 98036 USA
 TEL: 001-1-425-712-1206
 FAX: 001-1-425-778-2492
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 という連絡がきた。
 
 この連絡に、
 
 「3万円ぐらいなら買うんだけど10万円じゃイラネ!」
 
 と返信すると、
 
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 こんにちは、カードハウスです。
 丁寧なお返事ありがとうございます。
 エドガーのCounterspellにつきましては、値段を調べたこちらとしても驚いたほどの高額ですので、無理もないと思います。
 どうやらエドガーのカードは、コレクターがついていないカードは非常に安いのですが、コレクターがいるようなカードになるとレアリティに関わらず値段が跳ね上がる傾向にあるようです。
 またエドガーは数が少ないため、お値段はカードの所持者のほぼ言い値となっているようです。
 そのため、時には相場から大きくかけ離れた掘り出しものがでることもあるようです。
 もしお客様が希望される3万円前後での売却希望の話がありましたら、改めてお知らせさせていただきます。
 今後ともカードハウスをどうぞよろしくお願いいたします。
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 という返信が来た。
 いやぁ、今考えると、
 
 店「10万でニアミント出ました」
 私「いや、3万なら買う」
 店「わかりました、3万で出たらお知らせします」
 
 とか考えられない価格でのやり取りですが、あの時の私に戻れたらニアミント10万即決購入したんだがなぁ(苦笑
 もっとも、現物を見たわけでもなくしかも米国から購入することになるので、カード状態の確認や真贋判定も出来無かったと思われるが・・・
 それ以来20年近く、サマーマジックの対抗呪文をなんとかコレクションに加えたいなぁと(まぁ、半分諦め、それほど熱心に探したわけでもないが)思っていた。
 
 値段が折り合わないとか以前に、国内の信頼のおけるショップでは売りに出ているのすら滅多に見ることなく現在に至っている。
 で、今回私が対抗呪文を集めていることを知っている知り合いが、
 
 「晴れる屋でサマーマジックの対抗呪文出てるぞ!」
 
 と知らせてくれた。
 早速サイトで確認。
 
 
 カードコンディションSPで28万円、第一印象、意外に安いかなと・・・
 知らせてくれた知り合いが、直接店に行って状態を確認し、さらに真贋判定についてなど確認してくれるとの事。
 
 確認したところ、カード状態もSP判定の割に綺麗で、裏面のふちに擦れが見られる程度、真贋判定も晴れる屋さんで重量チェック他厳重に行ったとの事で、購入決定。
 
 対抗呪文収集のラスボス、Edgar(SummerMagic)ConterSpell・サマーマジック対抗呪文がやっとマイコレクションに入りました!!
 
 購入したカード。裏面縁に若干の擦れが見えますが、ヤレ感も無く、状態もニアミントでいいのではという感じでした。(贔屓目ですw)
 
 しかし、めったに見ることのなかったEdgarのcounterspellが出てきたり、実はこれ以外にもEdgarのカードがぽちぽち売りに出されているような。
 
 MTGのカードのコレクション価値がやや低下してきているのかなぁと逆に懸念してます。
 考えすぎだと良いのですが、このところのWotC社の乱売・売らいでか戦略にユーザーが離れているということは無いよねぇ・・・・
 
 (2024.05.15)
 
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 (7)Edgar(Summer 
  Magic)Counterspell PSA鑑定
 
 上記の記事、晴れる屋さんから購入したサマーマジック対抗呪文、購入時の晴れる屋さんのカードの状態判定は、SP判定でした。
 
 晴れる屋さんのカード状態表記は下記の通り6段階です。
 
 ニアミント(NM)+~-
 スライトリープレイド(SP)+~-
 モデレイトリープレイド(MP)+~-
 ヘビープレイド(HP)+~-
 プア(POOR)+~-
 ダメージ(DAMAGE)+~-
 
 各グレードに+〜-の3段階あるという事で、SP~判定は、18段階中上から5番目の評価になります。
 一方主要なトレーディングカードの評価会社では10段階判定が主流のよう。
 PSAのグレーディングは、
 
 10:Gem Mint
 09:MINT
 08:NM-MT
 07:NM
 06:EX-MT
 05:EX
 04:VG-EX
 03:VG
 02:GOOD
 01:PR
 
 晴れる屋さんの評価SPを当てはめると、07:NMはなさそうで、その下の06:EX-MTぐらいの評価が妥当な感じです。
 見た目(私の素人判断ですが)、それほど傷んだ様子もないので、07:NM、あわよくば08:NM-MT評価が付いたらラッキーという事で初めてのPSA鑑定にチャレンジしてみることにした。
 
 1月10日ぐらいに準備して発送。
 グレーディングが完了して戻ってきたのが1月29日と意外に早く到着!
 グレーディングは、「7:NM」でした。
 
 
 6:EX-NTが濃厚かなと思っていたので、7:NM(ニアミント)の判定だった事、晴れる屋さんでしっかり真贋鑑定しているとはいえPSAのお墨付きが付いたことで、満足な結果でした。
 ちなみにNMの判定基準は、
 
 「精査すると表面にほんのわずかな磨耗が視認できるカードです。複数の角にわずかな擦り切れがあり、画像のピントがわずかに合っていない場合があります。
  印刷上の微細な傷、裏面のわずかな汚れやシミは許容されます。光沢はほぼオリジナルな状態が保っています。
  センタリングは、正面でおよそ75/25%以上、裏面で90/10%以上でなくてはいけません。」
 
 との事、カードをよく見ると若干センタリングもずれているし、縁に擦れも確認できるので妥当かなと思います。
 ワンチャン「8」判定ぐらい付かないかなと期待していたのですが、甘くなかった〜
 
 ちなみにyoutubeの鑑定結果動画などで、届いたカードを1枚づつグレーディングを確認して一喜一憂するようなものがありますが、PSAでは判定が終了した時点で結果が通知される(カード到着前)ので、ワクテカ(古;)開封するという楽しみはありませんでした・・・・残念!
 
 (2025.01.29)
 
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