日本橋丸善の事

2010年2月15日の記事で、モンブラン（筆記具）の銀座本店、ダメだって書いた。

その後、他の方のBLOGで、
「万年筆の試し書きをさせてくれないモンブラン銀座店って・・・」というダメ出し記事を発見した。
その方は、どうしても納得がいかず、モンブランを扱っている他の店（全国）に電話をして、確認したらしい。
関西では例外なく試し書きOK、関東以北では、一部試し書き不可が有ったらしいが、80％以上の店では、OKだったとか。
ただし、地区に係わらずモンブラン直営ショップはすべて試し書き不可だったらしい。
結局、直営ショップではなく、丁寧に対応してくれた店で購入したとの事。

私も、愛用のボールペンが壊れて、いまは代用品で我慢しているが、新しいものがそろそろ欲しくなって来た。
で、通勤途上にあるんだけど、なかなか足を踏み入れることの無かった日本橋丸善によって見た。
地下のフロアーに結構な広さの筆記具売り場があった。
早速、いろいろ眺めて、店員のお姉さんに、
「今日は買わないんだけど」と前置きして、いろいろメーカーの事を聞いたり、試し書きをさせてもらった。
メーカーの事、個々の筆記具の特徴にも詳しく、対応もとても気分よく、思わず
「今日は買わないけど、買うならこちらで買うことにするよ。」と言ってしまった・・・・
そのときに、
「モンブランのショップでは試し書きさせてくれないらしいね？」と聞いたら、
「そうなんです。ショップの方針のようですね。
モンブランに行ったけれど試し書き出来ないのでと、わざわざ当店までお越し頂き、お買い上げ頂いたこともありました。」との事。
で、「今日は有難う」と言って帰りかけると、
「よろしかったら、各メーカーのカタログをお持ちください」とわざわざ手提げに入れて渡してくれた。
私は単純なので、前回は
「2度とモンブラン買わね！」
と書いたけど、こんな店員さんが、もし
「お客様には、やはりモンブランがよろしいのでは？」
なんて薦められたら、買ってしまいそうｗ

なんとなく、こんな好印象の店員さんの対応を見ていると、前回の私の件や試し書き不可のショップ対応など、御高くとまってるんだかなんだか、情けないモンブラン直営店のだらしなさを、こうした本当に文具や筆記具を思っている町の店員さんたちが救っているんだなぁと。
こういう状況をモンブランはわかってるんだろうかなとつい考えてしまいました。

もちろん、丸善の店員さんはモンブランの事を悪く言ったりはしませんでした。念のため。

そういえば、数年前に独立して事業を起こした知人にやはりボールペンを送ったが、そのときは銀座伊東屋。
今回の丸善のお姉さんが文具に詳しい癒し系とすると、その時対応した若い男の店員さんは、やや攻撃的文具お宅系。
これこれこうで、こういう人に、このぐらいの予算でといったら、即座に候補を何種類か出してくれて、なぜこれをお勧めするかという理由を一つ一つ説明してくれた。
これは～年の筆記具アワード取ったとか、これはデザイナーが誰だとか、この意匠は～をあしらったものだとか・・・・まぁ、詳しいｗ
最終的には、店員さんの推薦でカランダッシュのアイバンホーを送ったっけ。
思い出してしまった。