なんだかなぁ・・・

この3年ほど、モンブランのジェネレーション・プラチナブルーというボールペンを愛用していた。
あまり物をなくさない方なのだが、筆記具だけは、値段の高い安いor貰い物・自腹購入に関わらず自分でも呆れるほどすぐになくしてしまう。
3年間も日常的に使ったってのは、初めてでした。



このボールペンが、いきなりインキ漏れした。ペンの先からではなく、胴の中程のインク交換する時に外す当たりからベトベトにインクが漏れている。
仮に芯を交換しても中が汚れていてダメだろうと思い、モンブランの銀座本店に持ち込んだ。

３Fにあるテクニカルルームに通されて、ボールペンをチェック。
しばらくすると、芯を出したまま落とすか何かして、衝撃で芯の後ろ側のキャップが外れたようだとのこと。
確かに、ペン先に小さなヒビも入っていた。落とした記憶も無いけど、何か衝撃が加わったのは確かなようだし、修理費を聞いてみると、1万円＋αとのこと。

新品時点で3万ぐらいのものだけど、今はNETだと1万5千円ぐらいで買える物だ。実は貰い物なので大事に使いたいとは思うものの、修理費1万以上はちょっと出せないかなぁと悩んだ末、

私　　　「う～ん、処分してもらえますか？」

女店員「え？それは出来兼ねます。」（怒ったような顔で）

私　　　「でも、持って帰っても使えないし、修理費用も思ったより高いし」

女店員「私には、捨てられません」（キッパリ）

・・・・・・・・・・・・・・・

女店員「私には捨てられませんが、ゴミ箱をお持ちしますので、お客様ご自身の手で捨てていただけるならよろしいです。」

で、事務所から安っぽいプラスチックのゴミ箱を持ってきて目の前に差し出す。
なんだかなぁと思いながらも心の中で
「3年間ありがとうね」とつぶやきながらポイした。
女店員はなにやら不機嫌そうな顔。

まぁ、1万ぐらいなら修理しても良かったかなとも思うし、もしくは、黙って持って帰って捨てれば良いのだけど、なんとも後味の悪いものでした。
ただ、応対の最初から、こいつには修理頼みたくないなオーラを発していたってのも、一因ではあるのですがｗ

女店員にしてみれば、自社の製品にプライドが有って捨てられないと言うことなのかと思いますが、どうなんだろう。
会社の方針として、顧客の持ち込んだものは捨てちゃいかんと言うことになってるのかな？

愛着が有って、使い続けて、こころの中では捨てがたいなぁ・・・だけどベトベトで持って帰ってもしょうがないしなあと、ちょい後ろめたさを感じながら処分しようとした私の気持ちを汲んで欲しかったなというのが正直な感想。

「3年間のご愛顧ありがとうございました。できれば使い続けて頂きたいのですが、こちらで責任を持って丁重に処分させていただきます。今後とも宜しくお願い致します。」

ってのが、ブランドメーカーとしての対応じゃないのかな。もしこういう対応なら、その場で代替のボールペン買ったのにｗ

嫌なことを顧客に押し付けるってのはどうなんだろう。

まぁ、二度とモンブランの筆記具は使わないと思います。